今年も地元の中学校(東那須野中学校)の生徒さん金光大君、野上寛君の二人を迎え、職場体験学習(マイチャレンジ)を経験してもらいました。平成26年11月10日(月)~14日(金) マイチャレンジとは、中学生が地元の企業に訪問し、その企業の業務を体験するという学習カリキュラムの一環です。 今年も東那須野中学の生徒さんの成長の糧になればと考え、お手伝いさせて頂きました。 ただ、弊社の場合職業体験とはいえ、電気工事の現場やPLCのプログラムの実作業を経験してもらうことは不可能なので、弊社の業務である電気とその制御につい勉強していただきました。 今年も体験してもらったカリキュラムは大きく分けて4つです。

  1. 電気・制御の基礎学習
  2. 電気回路の配線をおこない、簡単な電気制御の体験
  3. コンピュータによる制御の基礎学習と簡単な制御のプログラミング
  4. 刻印機による銘板制作

1日目 電気・制御基礎学習

講師:人見隆博

「電気の基礎学習」ということで、電気とは何か、自動制御とは何かを学んでもらいました。

自動制御については特にシーケンス制御について学びました。
そしてシーケンス制御で使用される電気部品のリレーの説明を受けています。二人とも真剣に説明を聞いていますね。

2日目 電気回路の配線作業①

講師:人見優

二日目からはいよいよ実践でシーケンス回路を学んでもらいました。
回路図面を講師が説明後、実際に電気部品に配線していきます。

さすがに初日の勉強だけと違い、実際に配線をする時はやる側も見ている側も目付きが違いますね。

普段使い慣れていない道具も上手に使って配線をしています。本日は実践を通して、シーケンス回路の自己保持という機能まで学んでもらいます。

3日目 電気回路の配線作業②

講師:古賀将幹

三日目は引き続き実践でシーケンス回路を学んでもらいました。本日は一歩進んでインターロックという機能を実践を通して学んでもらいます。

配線後は良く確認して電源を入れ、動作確認していきます。
チェックは良好かな?

一通り実践でシーケンス回路を学んだあと講師より各シーケンス回路における機能の説明をしました。二人とも真剣に講師の説明を聞いてくれています。
明日はいよいよPLC(プログラマブルロジックコントローラ)を使って、簡単なプログラミングを経験してもらいます。

4日目 コンピュータによる制御

講師:古賀将幹

四日目はPLC(プログラマブルロジックコントローラ)を利用しシーケンス制御を学んでもらいました。パソコンでプログラミングをしPLCにロードして動作確認します。
画像では分かり辛いですが、黒い制御盤の左手にある四角い箱がPLC(三菱製FX型PLC)です。

もの凄く真剣な目でプログラムの確認をしていますね。
学校でもこれぐらい真剣に勉強してるんでしょうね。

交代してプログラミングを行っています。今回のマイチャレンジで私たちの仕事に少しでも興味を持ってくれると嬉しいです。
明日はいよいよ最終日。明日は刻印機を体験してもらいます。

5日目 刻印機による銘板作成

講師:鈴木典子

いよいよ最終日の五日目は刻印機を使って銘板を彫ってみます。銘板とは本来当社が製作する制御盤の名称を盤に貼るためのものです。

今回は二人に好きな言葉や自分の名前を彫ってもらいます。
彫りたいものが決まりましたら、パソコンで彫りたい文字を入力し、プリンタに印刷指令を出すイメージでスタートします。

まずは金光君が挑戦。

刻印機が動き出し始めました。
二人とも初めて見る刻印機が彫るところを夢中になって見ています。

金光君のものが彫り終えたので、次は野上君が挑戦します。

二人とも彫り終えたので、次は裏側から黒色のペイントマーカーで塗っていきます。
塗り残しが無いように丁寧に塗っていきます。

はい。出来上がりました。
金光君、満足な顔していますね。

野上君も出来上がりました。
野上君も上出来のようです。

二人とも五日間お疲れ様でした。
楽しんで電気を学んでくれたようで私たちも嬉しいですね。

マイチャレンジを終えて

今回のマイチャレンジでは生徒さんに私たち那須営業所の仕事の基本的なことを理解してもらうことが目的でした。
特に、機器の制御において同じ動作を、配線による制御盤で行う場合とプログラムとシーケンサで行なう場合と両方で可能になることを理解してもらうことは、ちょっと二人には難しいかもと思っていました。
しかし二人は、とても良く理解してもらい、この職業体験という経験を喜んでいただいたようでした。
私たちも、彼らの姿に改めて感じるものがあり、マイチャレンジのお手伝いができてよかったと思っています。

弊社顧問川上との記念撮影

 
最終日に二人から感想文を書いていただきましたのでここにご紹介いたします。

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金光君からの感想文
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野上君からの感想文
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