今回はCC-Linkについて説明をしてみたいと思います。
CC-LinkとはControl & Communication Link(制御と通信の融合)の略です。

CC-Link は分散配置した入出力ユニット,インテリジェント機能ユニット,インバータ、特殊機能ユニットなどを専用ケーブルで結び,シーケンサからこれらのユニットを制御するためのシステムで、

  1. コンベアラインや機械装置などの設備機器に各ユニットを分散して設置することにより,システム全体の省配線化を実現することが出来る。
  2. 各ユニットが扱う入出力などのON/OFF情報や数値データを,容易にかつ高速に送受信できる。
  3. シーケンサCPUを複数接続することにより,簡単な分散システムが構築出来る。
  4. パートナメーカ製品の各種デバイス機器を接続することで,ユーザの用途に応じたあらゆるシステムに柔軟に対応出来る。

と言った事が挙げられます。

CC-Link特徴としては、比較的安価なシステムを構築、豊富に接続機器があり配線を短縮でき、メンテナンス性の向上が図れます。
またCC-Linkを使用した方が従来通りの配線より少なくすみ見た目もスッキリします。
cc-link
通信速度は最高10Mbpsの高速伝送を実現、ワードデータの伝送、メッセージ伝送が可能で、接点信号のようなビットデータだけでなく温度データのようなアナログ信号をワードデータとして扱う機器との接続が可能です。
このようにCC-Linkは、制御と情報を同時に扱える高速フィールドネットワークなのです。

制御技術G 津留崎、人見(優)