三菱Qシリーズタッチパネルはデジタル(GP-Pro EX)GP3000シリーズの入力ユニットQX40-S1にて簡単に説明します。
①使用アドレスを確認して配線をする。
入力ユニットQX40-S1は入力点数が16点です。
その他に32点/64点のものがあります。
Qシリーズはベースユニットに装着するだけなので容易にユニットの交換ができ作業が楽です。
QX40-S1Hは16点なので仮にX100~X10Fの範囲で使用できます。
使用アドレスを確認して配線をします。
注意点として使用アドレスの間違がないよう確認しましょう。
据付・配線が終わったらまず目視で正しく配線できているか確認をしましょう。
②入力信号と配線チェック
確認が終わったらソフトで入力信号の配線チェックをします。
GX Developerで説明しますと「オンライン」を選択し「モニタ」⇒デバイス一括を選択します。
※シーケンサーに追加した回路を書き込む前に、読出しをしてバックアップをとる事をお勧めします。
デバイス一括を選択したらX100をテキストボックスに記入します。
記入するとX100~X10F一括でモニターができます。
■入力ユニット:外部機器から入力したON/OFFの電気信号を渡すユニット(参考例)
AC入力ユニット | QX10,QX10-TS,QX28 |
DC入力ユニット(プラスコモン) | QX40,QX40-S1,QX40-TS,QX40H,QX41,QX41-S1 |
DC入力ユニット(マイナスコモン) | QX80,QX80-TS,QX80H,QX81,QX81-S2,QX82,QX82-S1,QX90H |
AC/DC共有入力ユニット | QX50 |
DC+/-Kコモン共有入力ユニット | QX70,QX71,QX72 |
■出力ユニット:CPUユニットから信号の出力指令を受けて、外部機器に出力信号を出力するユニット。
トランジスタ出力ユニット | QY40P |
■入出力ユニット:入力及び出力ユニットの機能を有したユニット。
DC入力トランジスタ出力複合ユニット | QH42P |
■割込み入力ユニット:メインルーチンプログラム実行中に割込みプログラムの起動条件を入力するユニット。
割込みユニット | QI60 |
入出力ユニットの各種設定をGX Developerで設定する
パソコンとCPUユニットを接続したらGX Developerとシーケンサの接続をします。
(1)入力/入出力混合ユニットの場合
①パラメーターを選択してPCパラメーターのI/O割付を選択
②種別で「入力/入出力混合」のいずれかを選択
③詳細設定を選択してI/O応答時間で入力応答時間を選択します
(2)入力ユニット/QX40-S1,QX41-S1,QX42-S1,QX82-S1,割込みユニット/QI60の場合
①パラメーターを選択してPCパラメーターのI/O割付を選択
②種別で「高速入力/割込み」のどちらかを選択
③詳細設定を選択してI/O応答時間で入力応答時間を選択します
※応答時間については設定値と異なる場合があるので各ユニットの仕様を確認
(3)高速ユニット/QX40H,QX70H,QX80H,QX90Hの場合
①パラメーターを選択してPCパラメーターのI/O割付を選択
②種別でユニット本体のスイッチと同じ機能「高速入力/割込み」を選択
※1ユニット本体の切替スイッチの設定と異なった場合、エラーが発生する
③詳細設定を選択してI/O応答時間で入力応答時間を選択します
※2ユニット本体のノイズフィルタ切替スイッチを向こうとした場合設定値は無視される
※3実際の応答時間については設定値と異なる場合があるので各ユニットの仕様の確認
※入力、出力共に取付機器の使用電圧に合せて選定し合ない仕様については
リレー(継電器)等で適正電圧(仕様)に合せて接続できるようにします。
制御技術G 人見優