前回GP-Pro EXの「シミュレーション」を使用し三菱Developerとの接続方法のご紹介をしましたが、今回はGP-Pro EX 4.0と三菱GX Works2でのシミュレーションの方法を紹介していきたいと思います。

三菱側で必要なソフトウェア
*詳細は三菱ホームページで確認してください

PLCメーカー名 必要なソフトウェア
三菱電機 MX Coponent Ver4.12N(以降Ver4と称します)をご使用の場合
・GX-Works 2 Ver 1.555D
・GX-Works 3 Ver 1.031H
・GX Developer Ver 8.109P
・GX Simulator Ver 7.27D
MX Coponent Ver3.16S(以降Ver3と称します)をご使用の場合
・GX Developer Ver 8.109P
・GX Simulator Ver 7.27D

 

使用するPLCはQ02CPUで説明していきたいと思います。
*対応できるCPUはGP-Pro EXリファレンスマニュアルで確認できます。

Q/QnA
シリアルコミュニケーション
Q Type Q00CPU
Q00JCPU
Q01CPU
Q02CPU
Q02UCPU
Q03UDCPU
Q03UDECPU
Q04UDEHCPU
Q04UDECPU
Q06HCPU
Q06UDEHCPU
Q06UDHCPU
Q12HCPU
Q13UDEHCPU
Q13UDHCPU
Q25HCPU
Q26UDEHCPU
Q26UDHCPU

 

 

MX Componentの設定

まずシミュレーションを実行する前に、MX Componentの設定をします。

MX Componentの通信設定ユーティリティーを選択して (図1)
管理者として実行を選択します (図2)

図1

図1

図2

図2

論理局番の設定

次にウィザードを選択して論理局番を設定します。
局番を設定(テスト用で局番を1に設定)したら次へを選択し,パソコン側のインターフェースを選択します。

gp-pro-ex-simulation2_05

今回紹介するWorks2のSimulatorはGX Simulator2なのでGX Simulator2を選択します。(図1) 選択をしたら(図2)で次へ、(図3)の完了、(図4)の終了、で倫理局番設定の完了です。

図1

図1

図2

図2

図3

図3

図4

図4

三菱側のシミュレーションの起動

まずはGP-Pro EXのシミュレーションを実行する前に、三菱側のシミュレーションを起動します。
デバックを選択しシミュレーション開始/停止を選択します (図1)

図1

図1

図2

図2

GP-Pro EXのシミュレーションの起動

三菱側のシミュレーションを起動したらGP-Pro EXのシミュレーションを起動します (図1)
外部PLCシミュレータとの接続で外部PLCシミュレータと接続するにチェックを入れGX Simulatorを選択してOKを選択します (図2)
次に外部PLCシミュレータ接続設定で三菱側で局番を1に設定したので局番を1に設定してOKで設定完了です (図2)

図1

図1

図2

図2

選択が終わるとGP-Pro EXのシミュレーションが起動します。後は下記図のようにタッチパネルのスイッチを押すと連動し
スイッチ1,2,3がONしてランプ1,2,3が点灯します。(三菱参考回路)
*ON,OFFスイッチを押すとボタンが点灯するようにしてあります。

参考用使用アドレス

ON OFF ランプ
スイッチ1 M100 M200 M300
スイッチ2 M101 M201 M301
スイッチ3 M102 M202 M302
スイッチ4 M103 M203 M303
スイッチ5 M104 M404 M304

タッチパネル画面 参考用

gp-pro-ex-simulation2_16

三菱ラダー回路図 参考用

gp-pro-ex-simulation2_17

*下記図のようにアドレスビューで操作もできます (GP-Pro EX)

gp-pro-ex-simulation2_18

◇   ◇   ◇

GP-Pro EXのシミュレーションは限定されてますが便利なので紹介させてもらいました。参考程度に見てください。

又、その他機能の詳細はGP-Pro EXリファレンスマニュアル シミュレーションの項目に載っているのでそちらもご確認ください。

制御技術G 人見