今回も前回と同様、一からCADデータを作る方法でステップ別に進めたいと思います。
それでは早速始めましょう。

下図が完成図と寸法図です。

【完成図】
cad-technique03-01a

【寸法図】
cad-technique03-02a

今回は小型ルータの表面をモデルにしています。それではこのパーツを作ってみましょう。

-CADテク#9・#10・#11・#12・#13-

CADテク#1~#8が気になる方は『『すぐに使いたい便利なCADテクニック』のバックナンバー』をご覧ください。

【ステップ1】寸法図を見本に外形図を書いてみよう。

cad-technique03-03a

【ステップ2】寸法図の通りに細々したものを書き足してみよう。

cad-technique03-04a

【ステップ3】書いた文字を回転させてみよう

cad-technique03-05a

以上で今回のパーツは完成です。
オブジェを回転する際に回転範囲が90°、180°、270°の場合、CADには直角モードがあるので直角モードをONにした状態で回転させると良いでしょう。

【ステップ4】ブロック定義と分解

やる事は前回の『すぐに使いたい便利なCADテクニックVOl.2』で試したブロックとして貼付と同じで、複数の個別オブジェを1つの集合体にします。

cad-technique03-06a

CADテクまとめ ~コマンド欄入力(小文字でも可)~

#9. フィレット :『 FILLET 』もしくは『 F 』
#10.文字入力  :『 MTEXT 』 もしくは『 MT 』
#11.回転    :『 ROTATE 』もしくは『 RO 』
#12.ブロック定義:『 BLOCK 』もしくは『 B 』
#13.解除    :『 EXPLODE 』もしくは『 X 』

最後までお読み頂きましてありがとうございます。
また今後もすぐに使いたい便利なCADテクニックをアップしていきたいと思います。

制御技術 古賀