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少し大袈裟ではないかと思われるかもしれませんが、私たちの持っている技術をサイトで公開することで技術継承を行いたいと考えています。

ここで我々が携わるFA(ファクトリーオートメーション)業界において、現在懸念されている問題について少々話してみたいと思います。
OA(事務用)・FA(工業用)の中で、特にFAの難しさというのは、各メーカーが半年に1回の割合で新製品の発表や技術精度が向上し、並の感覚ではその技術革新についていくことが出来ないというのが実情ではないかと考えております。

現在のFA業界におけるシステム設計では、どんな形で技術が進行しているのかを見てみると…。

私達業界の世界では、設計とは、ハード設計・ソフト設計と呼んでいます。
ハード設計とはFA制御を構築する為の電気回路をCAD等を使い図面化していく事を言い、ソフト設計とはその構築された電気部品にPLCを組込み生産機械の動作をプログラムで構築する場合のプログラミングの事を総称して呼んでいます。
客先の仕様書に準じて要求内容を確認し満足して頂けるシステムを機械チーム、電気チームでそれぞれ要求されます。
機械チーム、電気チームがそれぞれ単独行動してしまえばシステムは完成することができません。
もし見た目完成したとしても決して100%ではない事は当然です。
このような場合必ず問題となるのが試運転(動作テスト)時でです。
機械の精度、なじみ、部材の変動を考慮しながら、調整・試運転が出来るようになるまでには最低でも5年から10年の現場経験が必要です。
団塊世代の野武士達は長年培ったノウハウ(五感を通じて)によって、機械をいかにすれば連続作業に耐えうるかのポイントを熟知しています。
つまり故障する前に修理をする判断が出来る事です。
また人間関係を大切にし後輩を指導する技量も有しています。
そして、彼らは決して給与額や拘束時間に執着しません。

しかしながら、現在ではどうであろうか。

機械をいかに連続作業させるかのポイントが判らない人がいます。
いざという時に適正な行動が取れない人がいます。

この結果、機械整備は修理ではなく故障してからの交換に変わることになりました。
そして、人間関係は個人主義。後輩を指導する技量も持っていない人が増えました。
またその割には給与額や拘束時間に執着し敏感に反応する人が多くなりました。
今後5、6年で後輩達が同じく指導する立場の時期を迎えた時、上手く技術などの継承が次の後輩達に出来るのか些か疑問に感じます。(あくまでも個人的見解でありますが)

以上の事を考慮し弊社では、持っている基礎的知識を少しでも皆様のお役に立てるのであれば技術のオープン化を図り、持っている全てのものを提供出来る様社員に指示を出しております。
そして私達が望んでいるのは、その技術を必要としているお客様とのQ&Aを交わす事であり、その回数を増やす事であります。
それが私達のやる気のバロメータになります。
2013年1月、「PLC(シーケンサ)とは何か」で始まった弊社のホームページへの技術情報投稿は今も続き、これからも続けていく所存です。
どうぞ必要な方はご利用下さい。それが私達の望みです。

那須営業所顧問 川上